ヘッドライニングの補修

天井の内装(ヘッドライニングと呼ぶそうな)に貼ってある布地が垂れ下がってきてしまいました。
少しだけなら、古いクルマではありがちな症状...と黙認、もしくは、注射器のようなもので布地の
裏へ接着剤を注入して補修することもできるのだそうですが、最近、かなりの部分が下がってきた
ので、思いきって丸ごとごっそり外し、根本的な補修をしてみました。

剥がれてきた布地は、緩衝材(ウレタン)から剥がしてしまって、木工用ボンドを刷毛塗りし、貼りつけました。

写真は、貼り直し終わったところ。オレンジ色っぽいのが、布地と緩衝材がずれてしまっている部分で、グレーの丸い点が、ピン止めしてあるところです。(新品作成時は、貼り終わってから打ち抜いたのでしょうね。)
木工用ボンドは、手芸用ボンドとたいして違いのない酢酸ビニル系ということで採用したのですが、生地に浸透してまだらになってしまっています。私のデジカメの低解像度画像でもわかりますね(^^;

裏から見たところ。
黒いところの数だけ、ピン止めしてある。このピンは、屋内用カーペットを止めるもの。針が長過ぎるので、裏で折り曲げて、ガムテープで押さえている。

取り外し時に割れてしまったベースを補修した。 (これは、バイザー取り付け部分)
エポキシ系接着剤でスチロール板を貼って継いでいる。スチロール板といっても、わざわざ買ってきたのではなく、スーパーマーケット等で回収している、魚や肉を入れている、あのトレーです。(ベース素材と大差ないです)
寸法的に、取り付け支障がないと判断したため、見た目はかなり雑な処理ですが、強度は申し分ないです。
ヘッドライニングを外すには、天井周りの内装部品を外さねばなりません。検証の結果、この位置にビスが隠れているため、リアピラーの 内装は、シートを外さないと外せない。

故に、
 ・室内灯ほか、天井まわりに付いている小物類
 ・リアシート(座面の後に背もたれ)
 ・シートベルト
 ・Cピラー(リアピラー)内装
 ・Bピラー内装
 ・天井の縁、前〜後に渡っている内装
 ・Aピラー内装
 ・フロントガラス上部の内装
おおむね、このような順番で内装を大々的に外していかなくてはならないです。(ピラーの内装は上部をめくるだけでも可。)
リアガラスの熱線やフィルムアンテナに接続されている端子の取り外し、取り付けは、細心の注意をしてください。これを破損してしまうと、修復はかなり困難です。

余談:
コネクタは、おそらくパーソナルランプ(LX系のみに装備)用。

余談:
ちなみに、右側のコネクタもこの位置である。

リアガラス上部の内装枠の図。このようにタッピングビスで止めてある。
したがって、ヘッドライニングを外す前にこれを外すことは不可能である。
ちなみに私は、これを利用して、ハイマウントストップランプをLG.Dへ取り付けようかと思案中...
(irm.はリアガラス下部に取り付け済みです。)

ウレタンは、この色になっていると既に変質してもろくなってしまっているので、本当は全部剥がして新たなものを貼った方が良いです。今回は、試行ということもあり、全て元の素材を再利用しました。次に剥がれた時には、新たな生地と緩衝材を購入して作業しようと思っています。外注したりすると高いですから、私は手が出ません(^^;
ちなみに、今回の補修での出費は、極めて格安です。


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